第29回 ザ・チョイス年度賞授賞式、行って参りました。 [ご報告]
みなさんこんばんは。
前回お知らせした、第29回 ザ・チョイス年度賞授賞式に5月7日行ってきました。
会場の山脇ギャラリーは市ヶ谷A2出口をでてすぐのところにある、大きくて美しいギャラリーです。
いやー、華やかでした。そして見ごたえある展示内容。是非行ってみてくださいねー。
さて、ぼくが到着すると今回も編集部の方々が出迎えて下さって、丁寧に説明を受けました。
式は中庭で行われ、たくさんの方々に囲まれて、厳かな雰囲気でした。
といってもぼくたち受賞者はみんな絵描きですから、ラフな格好です。
はじめにイラストレーション誌編集長のご挨拶があり、それによると、
第一回大賞展は、はじめの2回の審査を合同で行ったため、
今回が実質30年目なのだそうです。すごい伝統!
「みなさん、スターになってください!」
イラストレーションの低迷はみなさんご存知の通り。その中で新たな力ある作品を切望するこの言葉は、深くぼくたち受賞者の胸に響きました。
また、ブックデザイナーの日下潤一さんの言葉では、
「新しい、みんながびっくりするようなものを描け」
が印象に残ります。
ぼくの絵が時に大きく変化しているのも、新たな試みを実現しようとするあまり、なのです。
だからこれからも自分の作品が新しくなりたがっている限り、ぼくは変化を続けるだろうと、
あらためて思うのでした。そして納得のゆくものにたどり着くまで、それは続くと思います。
入賞者への表彰楯の授与は、ぼくを選んで下さった大橋歩さんからでした。
メディアで拝見する通りの、優しくにこやかな方でした。
会場では大橋さんは、若い人たちに引っ張りだこで、ぼくも一言お礼を言えただけでしたが、
その時も逆に深々と何度も頭を下げてくださる謙虚さには、本当に恐れ入りました。
そんな感じで式が終わりましたが、編集部は二次会まで用意して下さって、長い時間審査員の方々や入賞者との会話を楽しむことができました。来て下さった審査員は、日下潤一さん、横山裕一さん、天明屋尚さんでした。結構ローカルな話だとか、プライベートな話だったりということもあるので、ここに具体的なことは書きませんが、とにかくみなさん楽しい方たちで、いつまでも一緒にいたくなる人たちなのでした。
結論としては、アーティストはみんな本当にすごくいい人たちです。
有名・無名問わず、本質的にアーティストなら、それは例外なくいい人です。
それがはっきりわかりました。
「奪う」のとは正反対に、「与える」ために生まれてきた人たちなんです。
作品だけを見ていると、なかなかそこまでわかりません。
作品は感動を与えるかもしれないけれど、やっぱり物質です。
ところが実際にアーティストと触れ合ってみると、心がとても安らぐような、そういうものが溢れだしているんです。よく「アートで世界が変わる」なんていいますが、ぼくはこれまで物の喩えくらいにか思っていませんでした。でも本当は違うんですね。アートで世界が変わるというより、生まれつき世界を癒すような性質を持った人の一部が、アーティストになったりしているわけなので、確かにアートで変わるかも知れないけれど、重要なのはその力の本源をアーティスト本人が体内に宿している、ということなのだと思います。
そういうわけで、授賞式を通じて、ぼくはすごく尊いものに触れました。
今回の受賞者同士のつながりはこれからも続いて行くものです。
だから、これからは「ぼく」が一人で頑張るのではなく、「ぼくたち」が頑張って行きます。
そんな気持ちになりました。
「心と心がつながりますように。 いつかではなく今、この場所で」
前回お知らせした、第29回 ザ・チョイス年度賞授賞式に5月7日行ってきました。
会場の山脇ギャラリーは市ヶ谷A2出口をでてすぐのところにある、大きくて美しいギャラリーです。
いやー、華やかでした。そして見ごたえある展示内容。是非行ってみてくださいねー。
さて、ぼくが到着すると今回も編集部の方々が出迎えて下さって、丁寧に説明を受けました。
式は中庭で行われ、たくさんの方々に囲まれて、厳かな雰囲気でした。
といってもぼくたち受賞者はみんな絵描きですから、ラフな格好です。
はじめにイラストレーション誌編集長のご挨拶があり、それによると、
第一回大賞展は、はじめの2回の審査を合同で行ったため、
今回が実質30年目なのだそうです。すごい伝統!
「みなさん、スターになってください!」
イラストレーションの低迷はみなさんご存知の通り。その中で新たな力ある作品を切望するこの言葉は、深くぼくたち受賞者の胸に響きました。
また、ブックデザイナーの日下潤一さんの言葉では、
「新しい、みんながびっくりするようなものを描け」
が印象に残ります。
ぼくの絵が時に大きく変化しているのも、新たな試みを実現しようとするあまり、なのです。
だからこれからも自分の作品が新しくなりたがっている限り、ぼくは変化を続けるだろうと、
あらためて思うのでした。そして納得のゆくものにたどり着くまで、それは続くと思います。
入賞者への表彰楯の授与は、ぼくを選んで下さった大橋歩さんからでした。
メディアで拝見する通りの、優しくにこやかな方でした。
会場では大橋さんは、若い人たちに引っ張りだこで、ぼくも一言お礼を言えただけでしたが、
その時も逆に深々と何度も頭を下げてくださる謙虚さには、本当に恐れ入りました。
そんな感じで式が終わりましたが、編集部は二次会まで用意して下さって、長い時間審査員の方々や入賞者との会話を楽しむことができました。来て下さった審査員は、日下潤一さん、横山裕一さん、天明屋尚さんでした。結構ローカルな話だとか、プライベートな話だったりということもあるので、ここに具体的なことは書きませんが、とにかくみなさん楽しい方たちで、いつまでも一緒にいたくなる人たちなのでした。
結論としては、アーティストはみんな本当にすごくいい人たちです。
有名・無名問わず、本質的にアーティストなら、それは例外なくいい人です。
それがはっきりわかりました。
「奪う」のとは正反対に、「与える」ために生まれてきた人たちなんです。
作品だけを見ていると、なかなかそこまでわかりません。
作品は感動を与えるかもしれないけれど、やっぱり物質です。
ところが実際にアーティストと触れ合ってみると、心がとても安らぐような、そういうものが溢れだしているんです。よく「アートで世界が変わる」なんていいますが、ぼくはこれまで物の喩えくらいにか思っていませんでした。でも本当は違うんですね。アートで世界が変わるというより、生まれつき世界を癒すような性質を持った人の一部が、アーティストになったりしているわけなので、確かにアートで変わるかも知れないけれど、重要なのはその力の本源をアーティスト本人が体内に宿している、ということなのだと思います。
そういうわけで、授賞式を通じて、ぼくはすごく尊いものに触れました。
今回の受賞者同士のつながりはこれからも続いて行くものです。
だから、これからは「ぼく」が一人で頑張るのではなく、「ぼくたち」が頑張って行きます。
そんな気持ちになりました。
「心と心がつながりますように。 いつかではなく今、この場所で」
2012-05-10 01:35
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コメント(6)
入賞おめでとうございます
あたたかな授賞式なのですね
by ハマコウ (2012-05-10 04:31)
★ハマコウさん、コメントありがとうございます。
世の中捨てたもんじゃないなあ、と思わせてくれる経験でした。
きっと色々なあたたかさが、色々な人たちの中に眠ったままになって
いるだけなのかもしれません。呼びかければきっと応えが返って来る、
そんな気がしています。つながりましょう!
by peach (2012-05-10 08:28)
改めまして、たいへんおめでとうございます!
アーティスト同士の心のつながり、とっても素晴らしいですね♪
これからも peachさんのあたたかい魂の籠ったアート表現続けてください
スター目指して、頑張ってくださいね! (^0^)v
by haku (2012-05-10 18:03)
★hakuさん、ありがとうございます。
この「アーティスト」という言葉を、「ミュージシャン」と置き換えて、
hakuさんに贈ります。スターはともかく、何かをなしとげられたらと
考えています。そうですね、魂がそれを行うのでしょう!
by peach (2012-05-10 23:52)
peachさん、こんばんは。
素敵な授賞式だったようですね^^
>すごく尊いものに触れました
こんな風に思える事って、そんなに多くはないと思います。
皆さんとの出会い、つながりを宝にして、これからもその「皆さん」で
頑張って行ってください^^
私も、「今、この場所で」、心と心がつながっていると思いたいと思います^^♪
by カリメロ (2012-05-11 00:32)
★カリメロさん、ありがとうございます。
お陰様で無事行ってこられました。
そして本当に得難い宝を得たと思っています。
心はなぜ今、この場所でつながることが出来るのか?
それは、つながるには自分が心を大きく開けば良いだけだからです。
つまりカリメロさんの場合、もうすでにつながっていますよ~。
by peach (2012-05-11 09:04)