雪の日 [詩とイラスト]
今年になってだいぶ冷え込みます。
そのたびに雪が降るかな、なんて考えながら描きました。
ぼくとノラ犬シリーズの雪バージョンです。
雪の日
静まりかえった白い世界では
境界線はぼんやりしている
ぼんやりした世界は、白くなるほどに
すべてのものをひとつにしてゆく
ぼくときみはまるで自分たちだけが
この世界の住人であるかのように
お互いの顔を突き合わせて
お互いの眼の中をのぞいている
きみの心の中にはぼくが映り
ぼくの心の中ではきみが何か叫んでいる
きみの声は冷たい綿の中に吸い込まれてゆく
そのようにすべての言葉は今夜、凍りつき
だれもそれを聞くことはない
でもぼくはよくよく注意していよう
やがて言葉が
春の花の中に
忘れかけていた手紙となって
届くかもしれないから
そのたびに雪が降るかな、なんて考えながら描きました。
ぼくとノラ犬シリーズの雪バージョンです。
雪の日
静まりかえった白い世界では
境界線はぼんやりしている
ぼんやりした世界は、白くなるほどに
すべてのものをひとつにしてゆく
ぼくときみはまるで自分たちだけが
この世界の住人であるかのように
お互いの顔を突き合わせて
お互いの眼の中をのぞいている
きみの心の中にはぼくが映り
ぼくの心の中ではきみが何か叫んでいる
きみの声は冷たい綿の中に吸い込まれてゆく
そのようにすべての言葉は今夜、凍りつき
だれもそれを聞くことはない
でもぼくはよくよく注意していよう
やがて言葉が
春の花の中に
忘れかけていた手紙となって
届くかもしれないから
雨上がりと犬 [詩とイラスト]
ところで、ぼくはこんな絵や詩をかいています…。
雨上がりと犬
静かな雨上がりだった
まだ降るかもしれないな、と傘を持って
家を出て道を歩いていたら
白い犬に吠えられた
ぼくは昔からすぐ犬に吠えられる
吠えられるからきらいだった
犬がいる家には近寄らなかった
でもこうしてひとりぼっちになってみると
ああ、こいつはぼくと遊んでほしいんだな
なんてことを考えてしまう
ぼくはそういう勝手な生き物だ
晴れ間が射してきた
傘はいらなかったみたいだ
すべてが拙いと思いますが、なんだかホッとする絵だ、
言ってくれる方もいます…
詩として独立したもの、絵として独立したものも、
もちろんかいていますが、
それはまたの機会に…
雨上がりと犬
静かな雨上がりだった
まだ降るかもしれないな、と傘を持って
家を出て道を歩いていたら
白い犬に吠えられた
ぼくは昔からすぐ犬に吠えられる
吠えられるからきらいだった
犬がいる家には近寄らなかった
でもこうしてひとりぼっちになってみると
ああ、こいつはぼくと遊んでほしいんだな
なんてことを考えてしまう
ぼくはそういう勝手な生き物だ
晴れ間が射してきた
傘はいらなかったみたいだ
すべてが拙いと思いますが、なんだかホッとする絵だ、
言ってくれる方もいます…
詩として独立したもの、絵として独立したものも、
もちろんかいていますが、
それはまたの機会に…