去年の今頃 [エッセイ]
実はブログを休んでいる間も、何度も更新しようかと考えたことはあったのだが、そのたびに制作するほうにそれてしまって、出来なかった。とくに去年の今頃は目論見どおりにいかなかった季節だった。
去年の今頃は、ある出版社と幼児向け絵本のラフのやりとりをしていたのだった。あの頃はそういう絵本がいろいろ制約が厳しいものだとは、頭ではわかっていても、ついつい自分の幼児向けでない部分、素の部分が出てしまい、結局3本のラフが会議で通らなかった。それで、自分を幼児向けに変えようとまでは思わなかったので、そのまままたいつか、ということにしてある。
絵本という形式が嫌なのではない。結局、描くとしても全く素のままで描ければそれに越したことはないわけで、私は絵本の形式ではまだその術を見出していないということなのだ。いつか一冊でも気に入った、自分の思い通りのものを作ってみたいという気持ちはある。
親しくしている絵本作家の菊池日出夫氏は、まさに天性が絵本向けなのだ。いつもそばで見ていてそう思う。朴訥というか、影があまりない、明るい人だ。そしてすごく当たり前のモラルを真正面から良しと出来るような、屈折したところが全くない人なのだ。たぶん一緒にいても楽しいのは、私が氏とは違う性格だからなんだと思う。そういうこともよく見えてきた。
そんな風に、去年から今年にかけては、もう一度素の自分に戻ってゆこうとする旅だった気がする。そして私は今の自分が好きだ。
去年の今頃は、ある出版社と幼児向け絵本のラフのやりとりをしていたのだった。あの頃はそういう絵本がいろいろ制約が厳しいものだとは、頭ではわかっていても、ついつい自分の幼児向けでない部分、素の部分が出てしまい、結局3本のラフが会議で通らなかった。それで、自分を幼児向けに変えようとまでは思わなかったので、そのまままたいつか、ということにしてある。
絵本という形式が嫌なのではない。結局、描くとしても全く素のままで描ければそれに越したことはないわけで、私は絵本の形式ではまだその術を見出していないということなのだ。いつか一冊でも気に入った、自分の思い通りのものを作ってみたいという気持ちはある。
親しくしている絵本作家の菊池日出夫氏は、まさに天性が絵本向けなのだ。いつもそばで見ていてそう思う。朴訥というか、影があまりない、明るい人だ。そしてすごく当たり前のモラルを真正面から良しと出来るような、屈折したところが全くない人なのだ。たぶん一緒にいても楽しいのは、私が氏とは違う性格だからなんだと思う。そういうこともよく見えてきた。
そんな風に、去年から今年にかけては、もう一度素の自分に戻ってゆこうとする旅だった気がする。そして私は今の自分が好きだ。
人間って大人になっても、良い事や悪い事、色々な外的環境etc.によって成長したり、逆に退行したり、日々変化していくものですよね。
器を広げ大きくなりたいと思う反面、これだけは変えたくない!という事もあり、葛藤も多いと思います。
でも・・・
>今の自分が好きだ
と言える自分で居れる事が、本当に大切なんだと、私も思います。
今の私はどうなのかな~。。。
>もっと素で書きたいと思った。
そんな町静さんのブログ、これからも楽しみにしていますね。。。
菊池日出夫さんの絵本は、私も何度も読ませて頂いています^^
by カリメロ (2013-09-22 13:19)
カリメロさん、ありがとうございます。
菊池さんの本ご存知でしたか。
カリメロさんはお子様相手のお仕事ですものね。
菊池さんに伝えておきます。
by peach (2013-09-22 13:29)