町静展 出品作品4 [作品]
さて、今日はタブローをご紹介してゆきたいと思います。
目録No.1 雪の日 2012年 アクリル、キャンバス 180×140mm
0号の小品ですが、時間がかかっています。黒をベースに構成しています。横顔を描いたものですが、バックの林の向こうに雪山が見えるのでこのタイトルを付けました。アクリルのみで描いていますが、実物はかなり重厚な印象を与えます。あまり見かけない効果が出ているようで、他の作家さんからも「どうやって描いたの?」と聞かれますが、特別な技法ではありません。ただ筆遣いは筆を転がすようなタッチを使っています。
目録No.2 田の鳥 2012年 アクリル・砂、キャンバス 410×318mm
以前このブログでも紹介したことがあります。絵具の引っかかりをよくするために砂を使用しています。一種の盛上げ剤のようなものも使用し、バランスをとっています。白がバックにあるので明るく、色遣いが子供っぽくなっていますが、これが好きなお客様は多かったです。わかりやすさもあるでしょう。
目録No.3 林の中の象 2012年 アクリル・砂、キャンバス 380×455mm
これも以前紹介したので覚えている方もいらっしゃるでしょう。技法というよりも色の配置、モチーフの扱い方が特殊な作品です。一見したところ何が描いてあるかわからない感じ、というのも狙いでした。何にせよ、ありがちな「まんま」の表現は陳腐ということになってしまいます。そういうほうが一般には好まれるのですが、私の道ではありません。
目録No.4 象 2012年 アクリル・砂、キャンバス 530×455mm
これも「林の中の象」と同じく、一見何が描いてあるかわからないように描いてあります。構図もわざと尻尾と鼻を切っています。あまり黒を使用しないで描いたところが、この作品の取り組みの主要な点でもありました。よりモチーフが見出しにくい代わりにタイトルは敢えてそのものズバリ、「象」としました。
目録No.5 紅い実 2012年 アクリル、キャンバス 318×410mm
アクリルだけで描いたフラットな作品です。私にしては珍しく、オオハシという実在の鳥を描きました。動物園などで見て好きな鳥だったからです。実際はこんな紅い実を食べるか知りません。背景は完全に空想です。この作品は技法的な関心から制作したもので、作風はむしろ平凡になってしまっているかもしれません。あくまでも自己批判ですが。
以上は私が幹事を務めて、菊池日出夫さんや石川えりこさんと一緒に、ザ・チョイスの受賞メンバーで行ったパシフィコ横浜での2012年のグループ展、「風山村2012」にも出品した作品で、このほかに受賞作「木の猫」がありました。
次回タブローの続きをアップしてゆきます。
目録No.1 雪の日 2012年 アクリル、キャンバス 180×140mm
0号の小品ですが、時間がかかっています。黒をベースに構成しています。横顔を描いたものですが、バックの林の向こうに雪山が見えるのでこのタイトルを付けました。アクリルのみで描いていますが、実物はかなり重厚な印象を与えます。あまり見かけない効果が出ているようで、他の作家さんからも「どうやって描いたの?」と聞かれますが、特別な技法ではありません。ただ筆遣いは筆を転がすようなタッチを使っています。
目録No.2 田の鳥 2012年 アクリル・砂、キャンバス 410×318mm
以前このブログでも紹介したことがあります。絵具の引っかかりをよくするために砂を使用しています。一種の盛上げ剤のようなものも使用し、バランスをとっています。白がバックにあるので明るく、色遣いが子供っぽくなっていますが、これが好きなお客様は多かったです。わかりやすさもあるでしょう。
目録No.3 林の中の象 2012年 アクリル・砂、キャンバス 380×455mm
これも以前紹介したので覚えている方もいらっしゃるでしょう。技法というよりも色の配置、モチーフの扱い方が特殊な作品です。一見したところ何が描いてあるかわからない感じ、というのも狙いでした。何にせよ、ありがちな「まんま」の表現は陳腐ということになってしまいます。そういうほうが一般には好まれるのですが、私の道ではありません。
目録No.4 象 2012年 アクリル・砂、キャンバス 530×455mm
これも「林の中の象」と同じく、一見何が描いてあるかわからないように描いてあります。構図もわざと尻尾と鼻を切っています。あまり黒を使用しないで描いたところが、この作品の取り組みの主要な点でもありました。よりモチーフが見出しにくい代わりにタイトルは敢えてそのものズバリ、「象」としました。
目録No.5 紅い実 2012年 アクリル、キャンバス 318×410mm
アクリルだけで描いたフラットな作品です。私にしては珍しく、オオハシという実在の鳥を描きました。動物園などで見て好きな鳥だったからです。実際はこんな紅い実を食べるか知りません。背景は完全に空想です。この作品は技法的な関心から制作したもので、作風はむしろ平凡になってしまっているかもしれません。あくまでも自己批判ですが。
以上は私が幹事を務めて、菊池日出夫さんや石川えりこさんと一緒に、ザ・チョイスの受賞メンバーで行ったパシフィコ横浜での2012年のグループ展、「風山村2012」にも出品した作品で、このほかに受賞作「木の猫」がありました。
次回タブローの続きをアップしてゆきます。
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